ほぼ、乙女ゲームのために、生きてます。

突如として乙女ゲームにどハマりし、人生のすべてを捧げだした妙齢女子の乙女ゲーマーな日々をつづっていきます!NO 乙女ゲーム、NO LIFE!

神々の悪戯/ハデス攻略完了しました

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「神々の悪戯」一人目、ハデス攻略完了しましたので、感想いきます!

 

いや、泣いた・・・・。全ルート泣きました・・・・。



ここから先、全力でネタバレしていますYO!


 

 

 

えーこれなんでシナリオ酷評されているんだろ?全然理解できないわ!

 

って途中ではてなマーク浮かぶくらいでした。

そりゃもしかしたらレジェンドレベルの作品と比べたらイマイチなのかもしれませんけど、わたしみたいなスマホの乙女ゲーのぶつ切りシナリオしか知らないくらいだったらもう、「えースッゲーていねいジャンスカ!」って思っちゃうくらいでした。

 

でもハデスルートは酷評の中でもわりと評価されていたような気がする。わたしはかなり胸に迫るものがありました。



やー、でも、神々がらみの神話ものっていうスタンスよりかは、ゲーム中は単純に「学園モノ」っていうジャンルなので、わたし学園モノ初めてだったので、なんか攻略対象じゃないキャラとかも部活動とかでバンバンからんできたりして、シナリオを通してわりと「友情っていいね!」みたいな面も楽しめました。

 

逆にいえば、前半とかぜんぜん二人きりにならないんで、いやもう、甘くならねーならねー(笑)。これ・・・乙女ゲーだよね?って何度パッケージを眺めたことか。

CERO Bとかダメなのかな?もう俺、このCEROレベルだと満足しないカラダになっちゃった・・・?

 

って、自分の乙女ゲー脳にまで心配が及んだところで、

ハイふたりきりキター!

 

夜の芝生です。もちろんハンカチ敷いてくれます。ジェントルハデス!

声もですね、彼は誰にもいえない重い秘密を抱えている、基本的には内向的な人間(神だけど)なので、切なく色気のある低音ボイス。好きだよーーー小野さんの声良いーーーー!

 

ハンカチ敷かれて「ほら・・・」って言われるだけで、デレました(わたしが)。

あ、主人公も照れてました。

沈黙の後の、ちょっと焦ったような「・・・・おい、何かしゃべれ」も可愛かった。ハデスは全体的に「・・・・」の余韻の息遣いがせつな色っぽい感じなんですよね。

 

ザ・罪な男・・・。

 

そんな色気ガンガン放ちながらの頭ナデナデとか、やめて欲しい。

わたしだったらソッコーで「好き!」って抱きついてしまいそうだけど、主人公は恋に疎い真面目なキャラなので、好き・・・というか、”もっとハデスに幸せになってもらいたい”って思うんだよね。

 

わかるわかる!こんな幸薄そうなイケメン&イケボと夜空見上げてたらそう思うよ!



そんな感じでようやく二人きりになれたり、頭ナデナデだったり、ドジっ子主人公がすっ転ぶ、からの受け止め抱っこになったりするわけなんですが・・・。

いや、いろんな人のレビューを読んで覚悟はしていたけれど、

 

ここでスチルがない・・・だと・・・・!?

率が高すぎ、たかすぎくんです(笑)。

 

「そんな悲しそうな顔をするな」からの流れはどう考えてもスチルチャーンス☆の場所でしょ?他にも、ここで来い!ってとこにこなくて、いやここはいらんだろう・・・ってとこにスチルがくるという、なんだろう、このとんちんかんなスチル詐欺は・・・?

 

みたいな疑問は終始つきまといました。最後の方は笑えてきたもんね。

「ははっ、イラネーwww」みたいなw

 

あと、尊がめっちゃ、可愛いです。

 

ハデスさん大好き!そんけーしてる!みたいな感じで彼は天文部に入ってくるわけなんだけど、主人公に対しては「おらどけよ雑草」みたいな完全なるツンモードなんだけど、ハデスにはもう、ワンコ。ワンコのようになついてるんだよね。

 

ハデス・・・幸せになって欲しいの・・・。って主人公モードで祈りつつ、横目でちらちら尊見ながら「次はお前だぜグへへへへ」ってゲスなものが胸を渦巻いてましたからね(俺の)。



で、だんだん距離が縮まってふたりきりになる場面も増えてくるとともに、ハデスが背負っている宿命のために、離れる日が近づいてきてしまう。

この葛藤こそがハデスルートの真髄で、ようは「愛するものを愛せば愛すほど、不幸にしてしまう」というダブルバインドが彼をものすごく苦しめるわけです。

 

苦しんでいるハデスはこの上なく美味しいわけです・・・・!

 

ぜんぜん関係ないけど、放課後に校庭で待ち合わせして現れた時のハデスの私服見て、わたし「ギョーーーーーーー」て変な声あげましたからねw。ぜひこれはみなさんにも体験してもらいたい。神さまさあ、ずっと制服でいた方がいいよwww

 

で、また芝生に並んでデート。「来い。この位置だ」の、「来い」が、もう、罪。みんなの大好物「おいで」を上回る低音艶ボイスの「来い」。や、ふだん言われないじゃないですかあ。「来い」って。ああ、言われたいよねえ。そしてやっときた・・・!やっときたよ、欲しいところでのジャストスチルが・・・!

長かった・・・・どこまでスチルまたせる気だ・・・ッ!

 

基本このひとたち芝生にしかいません。あ、後半はお部屋がありますた!お部屋デート、いいよねえ・・・。

 

お部屋デートでは、ハデスがお茶を入れてくれるんですけど、主人公と二人なのにお茶が4つあるんですよ。で、当然主人公は他に誰かくるんですか?って聞くんだけど、「いや、これは・・・・練習だ」って。

 

お部屋で!お茶!さらに、練習・・・・!

 

主人公びっくりしてたら(そらびっくりするわ)「・・・・・お前がなかなか来ないから」って照れくさそうにいう・・・って。大人の色気のある男が、こんなに可愛いことするなんて、罪つくりにもほどがあります・・・っ(号泣)。

 

ここでさらにびっくりなかわいいことしてくれちゃうんですけど(全く恋愛に関係なくw)、これはぜひ堪能していただきたいがために、詳細は省きます。

もちろん、この恋愛に関係ないシーンで、しっかりスチル出てきます(笑)。

 

ここで?どうして?どうしてこんなスチルの無駄づかいするの?

そして演出も、これまでこんなに凝ったシーンなかったよね?みたいなミスター味っ子(知ってる人とかいるのかな?)風なシーンが・・・。謎すぎる。

 

おいおい、お部屋のシーンだぜ?男の部屋に呼び出されてふたりきりなんだぜ?もっと他にすることあんだろーが、え?ってあやうくガラ悪くなりそうでしたが、ふう。

さすがにちゃんと甘いシーンになってくれました。

 

ここで主人公は初めて想いがあふれてくるんですよね。ハデスの周りを思う気持ちを知って、離れて行こうとする彼を知って、やっと「離れるなんていやだ」って気づく。

真面目な性分だから、一生懸命になっている主人公に対して「お前の言う通りにする、だから、少し冷静になれ」って、これはグッドでした。

 

わたし、自分がパニクったときに「いいから少し落ち着け」みたいにグッと上から抑えてくれる男が好きなんですよ。一緒にあわあわして欲しくない(笑)。

 

でももちろんハデスも主人公に惹かれているわけだから、冷静いっぺんとうでいられるはずもなく、「もうお前は帰れ。これ以上一緒にいると、自分でもどうなるかわからない」

 

いいよーー!

どうにかしてくれよーーー!(心の叫び)

 

冷静仮面かぶった感情抑え目ジェントルマンの「自分でもどうなるかわからない」はホント凄まじい破壊力でした。その決壊ぶち壊してえ・・・ぶち壊したところが見てえ・・・と思いましたが、主人公がすごすごと部屋に帰ってふて寝したので、俺もふて寝しました。

 

決壊ぶち壊れた様子はね、恋愛エンドの二つ目でもう、これでもか!ってくらい堪能できるのでみなさん、心して待っていてください^^



にしても主人公、初めての恋なのに悟る悟る。

”出来事ではなく、気持ちで幸せが決まるなら、私はずっと幸せでいる自信があります”

”あなたの傍にいたい。それだけで幸せなんです”

 

って、すごいよ。ハデスが不幸という呪いを背負っているわけなので、一緒にいると言う幸せを選ぶと、もれなく不幸・不運とセットになってしまうというわけなので、ハデスって単に根暗と言うよりは、葛藤と諦めと孤独をずっと抱えているわけなんですよね。

 

だからいちいちセリフが暗いのも、いやじゃない。卑屈なわけでもなく、自己憐憫でもなく、とにかく引き受けているものがデカすぎるから。



で、このあたりから4つのエンドに分かれていきますが、エンドはこんな感じ。

 

・恋愛エンド1 「傍にいたかったのに・・・」

・恋愛エンド2 「愛し合いたかったんだ、ずっと・・・」

・宿命エンド1  「寂しかったんだよね・・」

・宿命エンド2 「本当に・・・困った奴だ」



(すすすすみません、エンド分岐する時のタイトルをメモるのを忘れてまして、次ルートからはタイトル載せられるようがんばります。)



で、全ルートで泣いた俺がいる・・・!

 

てかこれ、わたし盛大にエンド回収の順番間違えたと今、悔やんでいるところですよ。

 

恋愛エンド、宿命エンドって分かれているんだから、恋愛がHAPPYで宿命がBADなんでしょー。って鼻くそほじりながら余裕かましてたら、オイちげえじゃねえか。

 

恋愛エンド1、つっらああああ。

やばい、思い出しただけで泣けてくる・・・。いえ、いちばんこれがTRUE LOVEなんでしょうよ。なんでしょうけれど、悲恋です。”やっとハデスと幸せになれるゾーイ!ひゃっほーう”みたいなノリでずんずん歩んでいったので、最後はほんとうに主人公さながら呆然としてしまいましたよ・・・。

 

涙が止まらない・・・で、主人公は記憶なくしてるけど、俺の記憶まだガチで鮮明だから!みたいな。これ最初にやったのどうだったのかなあ。本気で辛かったです。

 

ていうか誰でも大人女子なみなさんなら、こういう別れ方ってしたことあると思うんですよね。お互い死ぬほど好きなんだけど、どーうしたって一緒にやっていくのは無理だから、身を引き裂かれるような思いで、ベリベリって剥がす音がするくらいの感じで、離れるっていうアレですよ。

 

いや、なんかわたしの過去の恋愛トラウマの話なんてどーでもいいんだけどさあ・・・。

 

で、気を取り直して恋愛エンド2はね、糖度高め・・・っていうかこれCERO Bかあ!?って、おかーさんCERO Bナメてたわー、これはコドモには聞かせらんないわー・・・ってくらいの甘アマのリップ音バリバリのエンドでした。

 

ここでも「愛しあいたかったんだ、ずっと」に泣かされたなあ。

ハデスと主人公が心置きなく、身も心も愛し愛されて生きられるのは、このルートだけだったかもなあって思います。だからこそ、焦がれるように激しく主人公を求めるハデスの胸の内を思うと泣けました。

 

宿命1は、もう一言でいえば「アポロンが神」ルートでしたね。

ここで初めてわたし「あれ、主人公いらなくね?笑」って思いました。ここは大団円ルートなので、読めてよかったまじ幸せ!しかし糖度はゼロ!みたいなところでした。

 

アポロンの「僕、わかるよ・・・・。寂しかったんだよね」に、お前が神か!あ、神だったね(テヘ)!つーかお前がカウンセラーか!って突っ込みました。なんたる大岡裁き・・・。すばらしかったです。アポロンGJ。でもこれ、主人公と分かち合う、じゃダメだったのかな・・・。エンドに入ってから終始「ポカーン」状態だったので。

 

ま、これは甘さのかけらもなく、友情エンドって感じだね(笑)。

 

ラスト、宿命ルート2。

 

やっと・・・ほしいときにほしいスチルきた・・・!

初めてかもしれない・・。待ってた・・・(´;ω;`)ブワッ

 

この顔よかったーー!音楽も、全体を通してすてきなんですけども、ここは本当うによかった。愛しげで、せつなげで。

こういう顔させちゃうくらい愛されてたんだなーって、しみじみ泣けました。

 

両ルートともに2番目のやつはシナリオもあっさりしてたかな。この宿命を背負って、ハデスも主人公もオールハッピーになるのはさすがに無理があったと思うので、わたし的には満足でした。

 

悲恋度がちょい高かったので、他の神さまたちとはどうなんだろう?と今から胸を痛めております・・・><。



ラスト、ハデス攻略ルートでグッときたセリフはここらへんです☆



「ほら・・・」

「・・・おい、何かしゃべれ」

「俺が怖くはないのか?」

「そんな悲しそうな顔をするな」

「ほら、俺に近寄ると不幸になるだろう?」

「気をつけろよ」

「違う。お前がいたから・・・俺は・・・」

「続きはまた今度な」

「来い。この位置だ」

「どうした。大丈夫か?俺に身を預けろ。ん・・・ほら、これでどうだ?」

「・・・俺も、だ」

「もう少しこのままでいてもいいか?お前を感じていたい」

「だからだ!幸せだから諦めるんだ」

「・・・俺を見ろ」

「幸せをありがとう・・・」

「そう、か」

「・・・・お前がなかなか来ないから」

「ば、馬鹿が」

「こうやって会っているだけで未練たらしいというのにな」

「お前のいう通りにする。だから、少し冷静になれ」

「これ以上一緒にいると、自分でもどうなるかわからない」

「守りたかったのはお前だったんだ」

「俺の気持ちがわからないのか?」

「まったく・・・強情な女だ」

「愛している。お前が望むのなら、この声が枯れるまで愛を囁こう」

「浮かれているんだろう。お前といられることに」

「幸せになれ。俺の分まで生きろ」

「もう二度と離さない。この暗闇の世界で幸せになろう」

「っ・・・んっ。・・・んっ。好きだ」

「愛し合いたかったんだ、ずっと」

「俺は夢でも見ている気分だ」

「地の底で天上を見上げていた俺が、星になれる日がくるなんてな」

「俺はどうすればいい?」

「一番引き止めてほしくない奴がきた。本当に困った奴だ」

「こういう時は黙って見送るもんだ」

「・・・泣くな」



あたりがよかったです!特に「っ・・・んっ。・・・んっ。好きだ」から「愛し合いたかったんだ、ずっと」まではずーっとリップ音の嵐ですからお気をつけあそばせ( ღ'ᴗ'ღ )

 

これまであまり意識して来なかった声優さんなんですけども、非常ーーーに!けしからん感じですばらしかったです!ありがとう・・・ありがとう・・・。

 

宿命エンド2は、ふたりで堕ちた・・・的なエンドなんだけど、なんか幸せだったな。

主人公がうっかり振り返ったのではなくて、後でゲットしたストーリー回収でわかることなんですけれど「確信的に、すべてをわかって、受け入れて、振り返った」というある種の決断を伴ったラストだったからだと思います。

 

その他はどうしても、ハデスの「主人公を守りたい」という想いが強すぎて、それに有無を言わさず流されてしまうエンドだったので。愛されてたんだな、これからも守られて生きていこう・・・って思えるけど、若干不本意でもあったというかね。

 

だからハデスも、もうどうしようもないわけだし、と腹をくくって、というかここまで追い詰められないと彼は全身で主人公を求めるということはできなかったわけだから、わたしの中ではこれがTRUE HAPPY ENDかなあという気がします。



それにしても泣いたわー。泣かされたわー。アマゾン酷評に騙されたわー。

そして尊がとにかく可愛かったし、かっこよかったので、このまま順調にぐいぐいと進めていきたいと思います。

 

次はアポロン攻略感想アップ予定です☆

(まだちょっとしか進んでないけど・・・ぐいぐいくるねこの人www)